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10月10日 最近の診察で・・・・ [院長の独り言]

最近、『腎機能不全』と診断される犬・猫が増えてきているように思います。
腎像の検査といわれると(以前のブログにも記載しましたが・・・)、まず一般的には血液検査でBUN,Cre、Ca,IPなどがどのくらいの値なのかを調べると考えますね。
実は血液検査に反映される前に尿検査で異常値が認められます。
尿検査というと、『結石』や『膀胱炎』ぐらいしかわからないと思われがちですが、きちんと検査をするとさまざまのことがわかります。
尿たんぱくがでていると・・・・・・・・、比重の値が小さくなる(つまり1.009より小さい値になる)と・・・・・・、
そのほかにもケトン体が出ると・・・・、糖が検出されれば・・・・など、また顕微鏡検査ではどのような細胞がどのくらいの数、尿に含まれているかなどを検査することでいろいろなことがわかってきます。
そのなかでも尿たんぱくと比重の低下が血液検査よりも先に腎臓の異常を反映します。
ですから、血液検査をして腎臓の異常があるかを調べてみることも大切なのですが、それ以上に『尿』を検査することも重要になります。そしてより正確さをもとめるのであれば『自然排尿で採取されたもの=おしっこしているときに容器などにとりそれを病院に持ってきて検査をする』よりも膀胱穿刺=膀胱に針を直接さして尿を採取する、やカテーテルにて膀胱内の尿を採取することが必要になります。なぜなら、そうしないとオスなら包皮内の汚れ(包皮炎などがあると特にそうですが・・・)やメスなら膣炎などにより正確には判断できないこともあるからです。
尿検査で異常が認められ、腎機能の低下と判断できる状態であれば、血液検査で異常が認められるまえからでも腎臓のケア(治療を含め)を始めたほうがよいと思います。
それほど尿検査は重要なのです。


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Dasha

腎不全で亡くなるコを最期まで看取ったものとして
あれほど苦しがる姿は未だに忘れられません。
ですから、本当に先生がおっしゃるとおり、特にシニア犬(遅い?)は
オシッコのチェックを年に1度は皆さんにもして欲しいと思います。

恐ろしいほど苦しむ愛犬を見ていることしか出来ない・・・

という経験は、愛犬家の方にはして欲しくないです(涙)
私は未だにフラッシュバックして涙してしまいます・・・。
by Dasha (2007-10-11 14:03) 

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