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2月10日 麻酔について [院長の独り言]

今日は完全に院長である私の考えです。それは、『麻酔』についてです。インターネットの他の人のブログやホームページを見ていると『避妊手術で死んでしまった』や『歯石除去の手術後に死んでしまった』などなど、様々な事例について書いてあると思います。一時期は動物(犬・猫)に対する麻酔は安全、つまり避妊手術などのときに獣医さんから『どうぶつの麻酔は安全ですから大丈夫ですよ』なんていわれたことがあるかもしれません。しかし、本当に全く問題がないのでしょうか。血液検査やその子の状態の検査をしてから麻酔をかけたとしても『絶対に安全』ということはないと僕は思っています。例えば『てんかん』の問題があります。これは自分ではないのですが、他の獣医師に聞いた話です。その子は麻酔をかける前にはてんかん発作を全く起こしたことがない子でしたが麻酔からの覚醒時にてんかん発作を起こしたそうです。おそらくてんかんを今まで発症したことが無かっただけでてんかんを起こす要素を持った子だったのでしょう。ですから麻酔からさめるときにてんかんが発症したのでしょう。これを事前に検査でわかるかというと『絶対にわかる』とはいえないのです。つまり脳自身の問題であるならばこれを一般開業医のところでは検査できないことが多いのです。これ以外にもまだまだ死亡してしまう問題はあると思います。人間でもちょっとした時間の全身麻酔を施すだけでも同意書をたくさん書くことを求められます。医学がどうぶつよりも発達している人間で『麻酔に対する問題』があるのであれば犬猫でも同様なのでしょう。自分の子に麻酔をかけなければならないときにはみんながきちんと麻酔をかけることを理解することが必要なのでしょう。『絶対に安全(100%安全)な麻酔』は無いのですから!
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コメント 4

りんりん

初めてコメントさせていただきます。
実は我家のMダックス、生後8ヶ月のア~君が本日去勢手術を受け、麻酔から覚醒し始めた術後およそ2時間後に痙攣発作を起こした、と連絡がありました・・・獣医さんの話では麻酔が引き金になって「てんかん」を起こしたのではないか、との事・・・ショックでした・・・
まだ完璧に覚醒はしていない状態でしたが、会わせていただけたので、会いに行きました。うつろな目で私を見つめ、あんなに笑顔を見せていた仔が無表情で・・・明日になれば麻酔から完璧に覚醒していると思いますが、今後、てんかんの発作に注意しなければならないと思うと・・・
我家は多頭飼育で・・・
Mダックスにはてんかんの仔が多いと聞きました・・・今後、発作など起こした際の処置など、色々学んでいかなければなりません・・・

麻酔のリスクは色々と勉強しておりましたが、この辛い現実をまだ受け止められないでいます・・・
by りんりん (2007-03-03 00:21) 

大矢動物病院

そうですか。大変なことになりましたね。
『てんかん発作』に関しては、これから一生涯の付き合いになるかもしれませんね。ネット上には間違った情報も載っていますので、きちんと担当獣医師と相談することが必要だと思います。
薬に関しても一種類ではなく、何種類もあります。
また自宅での発作を起こしたときの対処方法もよく学ぶ必要もあります。

まずは、元気になり退院することを祈っています。
がんばってくださいね。
by 大矢動物病院 (2007-03-03 10:03) 

りんりん

丁寧なコメント、ありがとうございます。
本日、無事に退院できました。
朝、主人が様子を見に行った時は無表情でボーっとしていたようですが、お昼に迎えに行き、私が抱いたら・・・心のスイッチが入ったように、クンクン鳴き始め、ペロペロ舐め、目に輝きが戻ってきました。獣医さんもあまりの変化に驚いていました。
生まれてから8ヶ月、いちども母犬から離した事もなければ、もう1頭残っている妹犬からも離れた事のない仔でした。たった2泊3日の事、そして恐怖、不安、傷口の痛みなどがあったのかもしれないです。
てんかんについても色々な話を聞きました。昨日の痙攣はてんかんであったのか、一過性のものだったのか、何なのか、しばらく様子を見るように、と言われました。

淋しさや不安や恐怖でここまで変化してしまう仔も珍しいです、と、獣医さんに言われました。

心のある生き物ですよね・・・そして人間よりも私達の心のヒダを読み取る事のできる仔達だと思います・・・
今後、この仔に何らかの障害が出ても、我家の大切な家族であり、私達の心の支えであると思っています。
by りんりん (2007-03-03 21:21) 

大矢動物病院

退院できて、よかったですね。
おめでとう。

犬は生き物、自分の意思があるものです。機械ではないです。
つまり、痛い・悲しい・怖い・楽しいなど、きちんと感情をもっています。
オーナーが不安になれば、自分の子はもっと不安になります。
てんかんは初めて経験するときはとてもオーナーも不安になります。
獣医がちゃんとついているのですから、自分のこの前では不安にならず、自信を持ってきちんと対処してあげてください。そうすることで自分の子も不安がらないでしょう。
がんばってくださいね・。
by 大矢動物病院 (2007-03-04 11:22) 

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