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1月13日 犬のシュウ酸カルシウム結石 [院長の独り言]



今日は犬のシュウ酸カルシウム結石についてです。以前にお話したときに『犬のストラバイト結石』の写真と今回の写真を見比べてみてください。
基本的に顕微鏡で認められる結石には大きな違いがわかるはずです。

このシュウ酸カルシウム結石はストラバイト結石とは異なり、基本的には尿のpHが酸性~中性で発生します。またストラバイトのように溶かして維持していくのもではなく、尿検査で『シュウ酸カルシウム』が認められ、レントゲン検査で膀胱内に大きな結石が認められる場合は基本的には手術での摘出となります。膀胱内に大きな結石が認められない場合は、食事療法を行うことで『溶かしていく』のではなく『できないようにする』ことが基本的な治療方針となります。
最近やっかな尿結石として『混合型』があります。これはストラバイト結石とシュウ酸カルシウム結石の両方を持つ子がいます。これもどのようにして治療するかは現在あるていど決まってきていますので、尿検査をしながらどのタイミングでどの治療をしていくかを見極めていくことが必要になります。尿検査を実施することは非常にオーナーにとって尿を持ってこなくてはならないという点で面倒なことが多いとは思いますが状態を維持するためには非常に重要な検査なのです。


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ク-の母

2月6日に、膀胱結石の手術をしました。しかし、まだ何回もトイレに行きたがりしぼりだしています。何故でしょうか。一度抜糸したのですがまたすこし傷口がひらいてしまい今度は、ホチキスのようなもので留めています。犬種は、ョ-クシャテリア雄10歳です。今回去勢の手術も一緒にしました。
by ク-の母 (2006-02-15 22:15) 

大矢動物病院

尿検査の結果、および膀胱の状態、および手術時の膀胱内部の状態などをきちんと見てみないと何もいえませんが、まだ膀胱炎が残っていることが原因かもしれませんね。膀胱の中に手術をしなければいけないような結石があるということは、たとえて言うならば風船を膨らませてその中に小石が数個はいっているようなもの、風船を振っていれば小石によって風船内部には無数の傷がつき、しまいには風船は破れますよね、それと同様に膀胱内には無数の傷があるのではないでしょうか。どのくらい膀胱結石があったのか(期間という意味)、結石の大きさはどのくらいだったのか、いままでの膀胱に対しての治療および現在の治療はどのようなものであるのか?などによっても手術後の経過は大きく異なるでしょう。
クーちゃんのママさん、あわてないでくださいね。2月6日に手術をしてまだ10日ぐらいですよね。まだまだ膀胱が完全によくなっているとは思えませんよね。人間だって手術しても直ぐにはよくなりませんもんね。
現在の膀胱の状態や膀胱結石および尿結石についてはエコーやレントゲン、および尿検査によりわかるでしょうからよく担当の獣医師と相談することが重要になると思います。がんばってください。
by 大矢動物病院 (2006-02-16 11:38) 

Sirius

はじめまして。今日愛犬の膀胱結石(リン・マグネシウム)がわかって、落ち込んでいます。
あたえられたsdというフードをぜんぜん食べませんし、おしっこはしにくそうで、膀胱炎も併発しています。
一番大きな結石で8mmありました。
犬は雑種で、中型太り気味13.9キロです。
食事は今まで、鶏肉とご飯と野菜いろいろを煮込んだもので、味付けはなしでした。ところが、それプラス毎朝ドライフードを母が与えていたようなのです。栄養過多が原因なのかどうかわかりませんが、今まで手作り中心だったため、また、缶詰フード大嫌いな犬なので、まったくsdを食べなくて困っています。今までのご飯に混ぜてみても、きっちりsdだけ食べずに残します。
なにか、膀胱結石に対する治療法で、フード以外の有効な手段はないものでしょうか?たとえば人間は点滴で石を出したりしますよね?
犬ではやはり無理なんでしょうか?
よろしくご指導ください、お願いします。
by Sirius (2007-07-12 19:51) 

大矢動物病院

それはたいへんなことになりましたね。
当院でもおそらく今通っている病院でも同じだとは思いますが『8mmの結石がある』場合、第一選択治療は『手術による摘出』ですよね。でも、尿検査の結果などで処方食で様子を見ていくのであれば、やはり食べる必要はありますね。

これは僕個人的な意見なのですが、①ストラバイトをとかすときにはS/Dがベスト②S/Dが無理ならばpHコントロールを食べてみる・・・です。
当然抗生剤は併用します。

さて、当院では処方食を食べてもらうときには、今まで食べていたご飯に混ぜてはもらっていません。それは経験なさったようにいつものご飯は食べるのですが、処方食は残す子が大多数だからです。
逆に、いつものご飯をカレースプーン1杯程度を皿で与え、別のさらに処方食を入れて、同時に与えるほうがよいのではないでしょうか。
また温めてみたりする方法もよい結果が得られることもあります。
1日2日食べないからと言ってあきらめるのは早いです。きちんと食べるようになるには10日ぐらいはかかります。負けてはいけません。
S/Dがどうしても無理な場合は、担当獣医師とよく相談して、別の処方食を食べてみるのも方法のひとつになります。

『膀胱結石に対する治療法で、フード以外の有効な手段はないものでしょうか』に対する獣医師としての答えは上記のように『手術』です。
点滴で石を出すことは自分はあまりしません。人間でもどの部位に出来ているかによって(腎臓結石なのか、尿管結石なのか、膀胱結石なのかによって)違いますよね。僕の父や友人が膀胱結石になったときには点滴による治療を必ず受けているわけではなかったようです。

私としては『栄養過多が原因』で必ず燐酸アンモニウムマグネシウムが出来るとは限りません。
それよりも膀胱内に細菌感染があったり尿のpHが大きく食事によりアルカリになっていたりまたは細菌感染により尿pHがアルカリになることのほうが危険ですよね。
なんにしてもきちんとした尿検査をこれから先実施していくことが必要でしょう。
がんばってください・。
by 大矢動物病院 (2007-07-13 10:01) 

ニコルママ

はじめまして。
半年ほど前に、我が家の6歳になる息子(キャバリア)にシュウ酸カルシウムの膀胱結石が見つかりました。
石は5個位の小さな物が1つの固まりになっているそうで、かかりつけの獣医師からは、「通常なら手術」と言われました。
しかし、僧坊弁閉鎖不全症も患っている為、怖くて手術は出来ないとの事で、今はu/d缶と心臓サポートⅡを半々で与えています。

心臓用の薬で利尿剤も使っているので、石が尿管に詰まらないかも、心配な点です。
手術以外で、シュウ酸カルシウム結石を退治(?)する方法はないでしょうか。。。
by ニコルママ (2011-02-08 21:14) 

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